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May 01, 2005

最近ついてないんです(その2)

オッサンが自分がぶつけたことを認めないので、すぐさま110番に電話し、事情を話すと「これから向かいます」とのこと。それから15分後、オッサンが家から出てきて車に乗り込もうとする。
「ちょっと待ってくださいよ!今警察呼んでるんだから!!」と言うと、
「知るか!オレは今から出かけるんじゃ!」と言い、車を発進させようとしたので、行かせてなるもんか!このまま行かせると修理工場に持ち込む可能性もある。
私は自分の車を動かして、駐車場の出入口を塞いだ。
「ねーちゃん、オレを監禁するつもりか!」と叫ぶオッサン。だが無視する私。

それからしばらくたっても警察は現れない。
「ねーちゃん、警察はいつ来るんじゃ。」
「知るもんか!早く来てもらいたいのはこっちだって同じだよ」と言うと、
「オレが警察に電話して聞く!ねーちゃん、警察の電話番号は何番だ?
100円ショップで「これいくらですか?」と聞くようなオッサンの質問に唖然とする。

オッサンは警察に電話した後、どこかに電話し始めた。
「あー、今ヘンなねーちゃんに車ぶつけたとか言って、インネンつけられてるんだわ。だからちょっと遅れる。オレは何も知らん。オレはなーんも認識がない。」と言っている。ますますムカツクおやじだ。
「ねーちゃん、オレはあんたを監禁罪で訴えてやる。いいんかい?こんなことしても?」と言うので、
「あんたがすぐに認めればすぐ済む話なんだよ!このクソオヤジ!」と対抗する。

それにしても警察が遅い。通りがかりの近所のおっちゃんが「どうした?」と聞くので、状況を説明した。
「なかなか来ないよ~、警察は~。」
その言葉の通り、30分、40分経っても警察は来ない。
待ってる間、確信はあるけれど、万が一、この傷、本当はこのオッサンの車じゃなかったらどうしよう・・・などと不安になっていた。そして電話して50分ほど経った頃、原チャリに乗った若いお巡りさんがやってきた。
一瞬、「え?この人?警備員?」と思ったが、やはりお巡りさんらしい。

これから詳しく調査を行うのだろうと思ったら、オッサンが
「オレは急いでるんじゃー!病人を病院にはこぶんじゃ!」と言うと、
お兄さんは「急いでるんですか?それでは後でお二人で交番に来てください。」と言う。
オッサンは「11時なら行ける。」と言う。
私は「ちょっと待ってよ!二人で一緒に行かなくちゃいけないんですか?なんで私がこの人の時間に合わせないといけないの?あっちがぶつけたんですよ!」と言うのだがとにかく後で・・・という事しか言わないのだ。それで私の車を移動するよう命令し、オッサンを出発させようとするので、
「この人がこの傷を修理に出したらどうするの!!」と言うと、兄ちゃんは
「この傷は拭いたくらいじゃ取れませんよ(?)」と訳のわからんことを言う。
そこでオッサンが「オレはぶつけたなんて認めん!!」と言ったところで、初めて兄ちゃんは
「認めてないんですか?それじゃ今行かせるわけにはいきません。」と、ここでやっと状況を把握したようだ。
警察に電話したときに連絡が行ってないのだろうか??
「カメラで写真を撮らないと・・・」と言いながらにいちゃんが携帯電話(カメラ付き)を取り出すのを見た私は、
「そんなカメラで撮らないでちゃんとしたカメラで撮ってください!!」と自分が持っていたデジカメを突き出した。
「いえ、今からカメラを持ってくるよう、電話しますから」と言って電話をかけた。もー、カメラくらい携帯しておいたらどうよ!

私が兄ちゃんに経緯を説明すると、
「この女は話のもって行き方が上手すぎる!」とオッサンからお褒めの言葉を頂いた。その上、自分の事を「クソオヤジ」と言われた事をきちんと説明するオッサン。
「それよりオレを監禁したことが罪になるんじゃないの?」と言うが、兄ちゃんは
「その辺の詳しいことは専門ではないので・・・」と困惑している。私が文句を言おうとすると、兄ちゃんは私を遠ざける。そうこうしているうちに、1台のパトカーがやってきて、中年の男性と若い警察官が降りてきた。兄ちゃんお巡りさんが説明したら、メジャーを取り出して傷の高さや、塗料を確認すると、「これはあんたがつけた可能性があるな~」とオッサンに言う。
「オレはゴールド免許だ!今まで車をぶつけたことなんかないんじゃ!」
「じゃあ、このあんたの車の傷はどうしたの?」
「傷~?知らん!それよりこの女を訴える!」と繰り返すばかりで、警察官の説得も聞かないので、警察官も段々イライラしてきたようだ。
「あなたが話し合いに応じないからでしょう?昨日の夜にお話したんでしょう?どうしてその時に警察に連絡しなかったのですか?ぶつけた人は警察に連絡する義務があるんですよ。」
「オレは知らん!傷を付けた認識は全くない!大体、人を監禁することが許されるのは警察と医者だけじゃ!
「そんなことはないですよ。現行犯なら一般人も犯人を拘束できますよ。」
「ほ~、そうなんかい?」
もう、私は怒りを通り越して笑いがこみ上げて来たが、一生懸命説得する(半分怒りながら)警察の姿を見て、感動したね。とにかくこんなやりとりが1時間近く続いたのだ。その間、私がそのやりとりに加わらないよう、兄ちゃんお巡りさんは少し離れた場所で私に車検証や免許の提示をさせながら、「大丈夫ですから。あちらが原因の傷だと思います。」と言ってくれた。

しばらくしたらおっきなワゴン車のパトカーに乗った警察官が3、4人やってきた。もう、オオゴトである。
その警察官は立派なデジカメを持って、傷をバシャバシャカメラに撮ったり、メジャーで測定して、やはりこのオッサンの車がぶつかったと判断した。その人たちが現れた途端、オッサンは簡単に落ちて、「オレかもしれん・・・」と言い出した。たまたま近くにいたオッサンの保険会社さんがやってきて、簡単に手続きは終わった。

あまりに大事になったので、2番目にやってきた警察の人に
「すみません、こんな小さな傷でこんなことになってしまって。」と言うと、
「いえ!傷の大きさは関係ないですから。」と言ってくれた。
人知れず、最初の兄ちゃんも立ち去ろうとしていたので、「ありがとうございました。」と言うと、ニッコリ笑って原チャリで去っていった。初めは大丈夫かしら?と思った兄ちゃんだったが、瀬戸際でオッサンを止めてくれて助かった。
とにかく今回のことで、警察に対するイメージが変わったね。ニュースなんかではあまりいい警察の話を聞かなかったけど、警察官一人一人は一生懸命市民のために頑張ってるんだな。こんな話の通じないオッサンのような人間とも対応しないといけないのは大変な仕事だな、と思った。

事件が始まって一件落着まで2時間、非常に疲れたのであった。
近所の人も、びっくりしたことであろう。
パトカーや警官がいっぱい来るし、オヤジと女の罵りあう声が響き渡っただろうし。
職場に行ってこの事件を話したが、みんな「すごい~。私にはきっとそんなことできない~。」と言っていた。
女一人で生きて行くためには、これくらいの強さは必要なのだよ。

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