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October 27, 2005

ノーベル賞おめでとう

少し前だが、ヘリコバクター・ピロリ菌を発見したオーストラリアの2人医師に、ノーベル賞が授与されることになった、というニュースがあった。

このピロリ菌なるもの、通常は胃酸の酸で菌なんかとても生息しないような胃の中に住んでおり、胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍を引き起こす原因菌とされている。

この先生達はスゴイ。
ピロリ菌の培養法がわからず四苦八苦していたある日、ハロウィンの休日でふらん器に培養していたシャーレを忘れて放っていたら、休み明けに菌が生えていた!というスバラシイノーベル賞受賞者たちだ。つまり、ピロリ菌は発育するのに、通常の菌より時間がかかるということがわかったのだ。

そしてこの後がスゴイ!
で、発育に成功した菌が、胃潰瘍の原因なのか???と思い、年下のマーシャル先生がピロリ菌を飲んだ。そしたら、バッチリ胃潰瘍ができ、ピロリ菌と胃潰瘍の関係を明らかにすることとなったのだ。

こういうとき、年下は辛い。まあ、賞金は二人で折半で良かったね。
でも当時32歳だもん。若気の至りがノーベル賞へ至る。
そんなに若くないって?一応若いってことにしておく。同年代なんで。

こういった、菌を実際に飲む、ということは良くあることなのか?ネズミなんかの実験動物に飲ませてみる、ということが多いとは思うが、ちっこい動物と人間とでは身体の構造や遺伝子が違うので、その結果がそのまま人間に反映するかどうかという問題がある。

寄生虫の専門家は海外で興味深い寄生虫を見つけたとき、持って帰るのは検疫にひっかかるので、自分が飲み込んで帰る、ということはよく聞く。で、どうやって出すかというと、トイレで出すのだ。サナダ虫(←写真注意)なんかのなが~いムシの類は、途中で切れないよう出すのに一苦労するらしい。

で、ピロリ菌の話に戻ると、日本人は欧米諸国よりも感染している率が高い。そして、胃の中だけではなく、歯垢の中にもいる、らしい。だから、歯科医の保菌率は一般のピロリ菌保菌率より高い、というデータもあるようだ。ピロリ菌は胃ガンにも関連があるいうことが最近わかってきたらしいので、歯科医の方々も要注意ですな。

ピロリ菌を除菌したという私の知人は、以前は飲み過ぎると胃が痛くなっていたそうだが、除菌したら全く痛くないのでどんどん飲めるようになった!と言って喜んでいたが、それはそれで肝臓に悪そうだな。
酒飲みの私が人の心配することでもないか。

今年のイグ・ノーベル賞は35年間自分の食事の写真を撮り続けたドクター中松さんが受賞した。ということで、こういうのはどうだろう。赤ちゃんが生まれてから死ぬまで、歯の写真を撮り続ける。歯ぐきだけの画像から歯が生え始め、生え替わり、虫歯を治療・抜歯し、親知らずが生え、人によっては矯正やブリッジしたり、入れ歯になったり、そしてまた歯ぐきだけに戻る、っての。どうよ?
イグ・ノーベル賞狙いで。

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